ちゃんとわかる消費税 社会の中の弱い立場の人を苦しめる税制なの
2014年4月より、消費税8%に――
なぜ今、増税するのか、本当の理由を教えます。
政治家はウソをつき、マスコミは黙りこむ……
国民が騙され続ける「悪魔の税制」の問題点とは?
「消費税は、平等な税ではありません。社会の中の弱い立場の人を苦しめる税制です。
テレビや新聞が伝えようとしない問題点を、読み解いていきます。」
【目次】
■第1章 平等な税ではありません
税金を説明するのは難しい/誰もが知っている税金/消費税は平等にかかる税なのか/誰が負
担するのか決められていない?/消費税=消費者負担ではない/「消費」ではなく「付加価値」
税/小売店は正しく納税できるのか/値引きできないはずの消費税/商売同士の力関係/値下げ
を繰り返すとどうなるか/従業員カットと下請け泣かせ/再販売価格維持制度/転嫁できる・
できない
■第2章 消費税のしくみ
益税とは何か/お客の消費税を懐に入れている?/「消費税を導入すると皆さんは儲かる」/「
消費税はいただきません」というスローガン/サラリーマンと事業者の違い/役所のナワバリ
/税の種類を知ろう/景気を冷え込ませる増税/「どうせわからないし」と思っている/「逆進
性」とは何か/マイナンバー制度の強引さ
■第3章 滞納される消費税
消費税だけが滞納が減らない/「自営業者=脱税」のイメージ作り/税制はすべてサラリーマ
ンの論理/源泉徴収はナチスのしくみ/年末調整は会社の仕事ではない/いくら取り立てを強
化しても/税務署の差し押さえ
■第4章 消費税増税で喜ぶ人たち
諸外国に比べれば低いのか/消費税がないアメリカ/世論を誘導するアイテム/「法人税が高
い」は本当か/応益負担の残酷さ/輸出は消費税が免除される/輸出が笑い、下請けが泣く/優
先されるグローバル企業/社会はゲーム盤ではない
■第5章 消費税と政治家のウソ
ウソにウソを塗りかためて生まれた/待望だった大型間接税/増税後、景気が落ち込んだ/公
約を破った民主党/もてはやされる新自由主義/「女性の労働者だから関係ない」/どうせ利
権政治に使われる/アベノミクスの正体/国内は外需のためのショールーム
■第6章 見捨てられていく弱者
「財政危機」という言葉のカラクリ/これまでの増税で社会保障は充実したか/「日本がギ
リシャのようになるわけはない」/ギリシャの付加価値税は23%/「国家あっての個人」でい
いのか/自殺者の増加は想定済み?/消費税増税を苦に自殺/「俺はちゃんと儲かっていたはず
なのに……」/税務署の「優良物件」/インボイス方式とは
■第7章 なぜマスコミは黙りこむのか
軽減税率でマスコミを誘導する/フォアグラとキャビア/身内だけを守るのがジャーナリズム
なのか/広告代理店による国策PR/広告スポンサーに従順なマスコミ/推進派に転じて会長ポ
スト
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ今、増税するのか、本当の理由を教えます。政治家はウソをつき、マスコミは黙りこむ
…国民が騙され続ける「悪魔の税制」の問題点とは?
著者について
1958年東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学院
修了。『機会不平等』『ルポ改憲潮流』『消費税のカラクリ』『「東京電力」研究 排除の
系譜』等、著者多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
斎藤/貴男
1958年東京都生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学
院修了(国際学MA)。「日本工業新聞」記者、「プレジデント」編集部、「週刊文春」記者な
どを経て独立。『「東京電力」研究 排除の系譜』(講談社)で第3回「いける本大賞」受賞(
本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※出典 引用 「BOOK」データベースより